巡回健康診断のご案内
(一社)香川労働基準協会は、労働安全衛生法に基づく健康診断を県下一円にわたり実施しています。
企業の健康保持増進対策や健康づくりを通じ、働く人々が健やかな職業生活を送るため、当協会の巡回健康診断を是非ご利用下さい。
当協会は、全国労働衛生団体連合会精度管理調査で最上級の「評価A」を受ける等、より精度の高い健診を実施しています。
健康診断結果報告書等の再発行が、令和2年5月1日より一部有料化になります。
※詳細はこちらをクリックしてください。
※発行申請書はこちらをクリックしてください。
溶接ヒュームの特殊健康診断を行います。
令和3年4月から金属アーク溶接作業に常時従事する労働者を対象とした溶接ヒュームの特殊健康診断を行うことが義務付けられました。
健診日程表
受診される場合は、事前に各支部までお申込みをお願いします。
当協会で作成した受診票をお送りします。この受診票を持って健診会場へお越しください。
確認したい月をクリックして下さい。
2021年4月 | 2021年7月 | 2021年10月 | 2021年1月 |
2021年5月 | 2021年8月 | 2021年11月 | 2021年2月 |
2021年6月 | 2021年9月 | 2021年12月 | 2021年3月 |
*お問い合わせは、(一社)香川労働基準協会各支部または健診部へお問い合わせください。
支部名 | 電話番号 | 支部名 | 電話番号 |
高 松 | 087(816)1403 | 三 豊 | 0875(56)0866 |
丸 亀 | 0877(58)1260 | 大 川 | 0879(26)3220 |
坂 出 | 0877(44)6466 | 健診部 | 087(816)1402 |
メリット
- ≪近い≫1
お近くの公共施設などで実施しています。
受診者が一定数以上まとまり、条件があえば直接お伺いします。 - ≪安い≫
一般社団法人として低価格を継続しています。
さらに協会会員は割引制度があります。 - ≪特殊健診も≫
有害業務関係の特殊健康診断も実施しています。
(有機溶剤、特定化学物質、じん肺、石綿、振動、鉛、電離放射線)
健診の流れ
一般健康診断
・労働安全衛生法に基づき1年以内ごとに1回受診が必要です。
・特定業務従事者(深夜業などの業務に従事する労働者)は6ヶ月以内ごとに1回受診が必要です。
(平成30年4月から)
区分 | 健康診断種別 | 検査項目 | 受診料(税別) | |
会員 | 非会員 | |||
一 般 健 康 診 断 |
定期健康診断 | ○既往歴及び業務歴の調査 ○自覚症状及び他覚症状の有無の検査 ○身長、体重、視力及び聴力の検査 ○胸部エックス線検査 ○血圧の測定 ○尿検査(糖及び蛋白の有無の検査) *腹囲検査 *血液検査 □□貧血検査(血色素量、赤血球数) □□肝機能検査(GOT、GPT、r-GTP) □□血中脂質検査(LCDコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド) *血糖検査(血糖値、ヘモグロビンA1c) *心電図検査 |
5,700円 | 6,500円 |
*印の検査項目は医師(産業医等)が必要でないと認める場合のみ省略が可能です。 (35歳及び40歳以上の方は検査項目の省略はできません。) |
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雇入時健康診断 | 上記の全検査項目【省略不可】 | 5,700円 | 6,500円 |
追加項目
腎機能 | クレアチニン・BUN(尿素窒素) | 体の老廃物の一種で、腎臓の機能が下がると血液中の数値が上がります。 | 500円 |
尿酸 | 尿酸値が高い状態が続くと痛風や腎結石などの原因となります。 | ||
前立腺がん | PSA(男性のみ) | 前立腺がんの早期発見に利用されています。前立腺がんは50歳をすぎるころから発生し、加齢とともに発生の頻度が高くなります。 | 1,800円 |
B型肝炎 | HBs抗原 | 現在、B型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを検査します。 | 500円 |
HBs抗体 | 過去にB型肝炎ウィルスに感染したことを示します。 また、B型肝炎ウィルスが新たに体内に入っても、感染を防御する働きを持っています。 |
500円 | |
C型肝炎 | HCV抗体検査 | C型肝炎ウィルスによる感染の有無を調べる検査です。 | 1,900円 |
※ B型肝炎・C型肝炎に感染したまま長期間放置した場合、肝硬変や肝がんを引き起こすことがあります。 ※ 肝炎検査は個人情報保護法に基づき、ご本人のみへお知らせすることとなります。事業場には報告致しませんので、ご了承下さい。 |
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血液型 | ABO型,RhD型 | 血液型がわかります。 | 700円 |
ピロリ菌 | ヘリコバクターピロリ抗体 | ピロリ菌感染の有無を調べます。胃・十二指腸潰瘍や胃がんの発生に関与していると考えられています。 | 2,000円 |
蜂アレルギー | アレルギー検査 | スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種について、それぞれのハチ毒に対する血液中の抗体価の検査です。 | 6,700円 |
※血液検査を除く健診を受けられる方で上記の追加項目を希望される場合は、血液検査が必要です。
便検査 | 便ヒトヘモグロビン | 大腸に潰瘍やがん、ポリープができると出血して便に血液がまじります。その出血の有無を調べる検査です。 | 2日法 1,400円 |
※追加項目を希望される方は、事業場で項目と人数をまとめてお申し込み下さい。
特殊健康診断
雇入時当該業務への配置替時およびその後6ヶ月以内に1回定期に受診が必要です。(じん肺健診は異なりますので協会までお問い合わせください。)
※特殊健康診断受診料金は、令和2年7月1日より下表のとおり改正します。
健康診断結果の見方
健診結果の基準値および見方は以下のとおりです。但し、基準値は検査前の食事内容と経過時間、検査方法、年齢、性差によって異なってくる場合があります。異常を指摘された方は、医師の診断のもとに適切な指導、治療を受けてください。
基準値 | 検査結果の見方 | |
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肥満 | 肥満指数 18.5~24.9 内臓脂肪型肥満 (内臓脂肪面積100㎡以上) 男 腹囲~84.9㎝ 女 腹囲~89.9㎝ |
肥満指数BMI(Body Mass Index)は、肥満の程度により1(25~)・2(30~)・3(35~)・4(40~)度に分け表示します。BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)。肥満は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病、脂肪肝など生活習慣病の原因となります。また、内臓脂肪が過剰に溜まると、将来これら生活習慣病をいくつも併発し易くなります。 |
血圧 | ~129/84㎜Hg | 高血圧は、脳卒中、心筋梗塞、腎障害などを起こす原因となります。 |
脂質 | 空腹時 LDLコレステロール 60~119㎎/dℓ HDLコレステロール 40㎎/dℓ~ トリグリセライド(中性脂肪) 30~149㎎/dℓ |
LDLコレステロールや中性脂肪が多い場合、動脈硬化を起こし脳梗塞や狭心症・心筋梗塞の原因となります。 HDLコレステロールは、血管に溜まった悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を取り除く役目を果たし、善玉コレステロールといわれていますが、少なすぎると動脈硬化を進めます。 |
肝機能 | AST(GOT)~30 IU/ℓ ALT(GPT)~30 IU/ℓ γ-GT(γ-GTP) ~50 IU/ℓ |
肝臓・心臓・筋肉などに多く分布する酵素で、肝炎や心筋梗塞及び筋疾患などで血液中に増加します。 γ-GTはアルコールの影響受けやすく、飲酒による肝障害のチェックに役立ちます。また胆道系の病変でも増加します。 |
代謝系 | HbA1c(NGSP値)~5.5% 空腹時血糖 ~99mg/dl 尿糖(-) |
糖尿病の検査として血糖検査、尿糖を測定します。 HbA1cは過去1~2ヶ月の血糖の平均を反映します。糖尿病の診断や治療の指標となります。糖尿病が進行すると、心筋梗塞、脳梗塞、腎障害、網膜症、神経障害など重大な合併症を起こすことがあります。 |
血液一般 | ヘモグロビン 男13.1~16.3g/dl 女12.1~14.5g/dl 赤血球 男400~539万/mm3 女360~489万/mm3 |
貧血などを検査します。最も多いのは鉄欠乏性貧血ですが、胃潰瘍、血液疾患などによっても異常となることがあります。 |
検尿 | 蛋白(-) | 腎臓をはじめ、尿路系の病気(炎症、腫瘍、結石など)のスクリーニングとして検査します。 |
心電図 | 正常域 | 不整脈や狭心症、心筋梗塞など、心臓に起こっている異常がわかります。 |
胸部X線 | 肺結核など肺の病気を発見する手がかりとなります。 |
(基準値:平成30年度日本人間ドック学会基準値より)